私が今回おじやまさせていたたいて最も心に残ったのは、綾信師が以下のように述べられたことでした。
香道では香を嗅ぐことを聞く(聞香)といいます。これは香木という植物をとおして自然やひいては神仏の奥の声(波動)に耳を傾ける、聞き入るものとしてとらえられています。しかし、私の母は「香を聞こし召すものと」表現しておりました。
今回の取材を通して、筆者は「香道という芸道もその主たる目的は場の共有ということにある。」と想いました。香りを聞いて当てたりするゲーム感覚がありながら、もてなしの心を互いにもちながら一時、空間を共有する。そのことで香木の香りはアロマセラピーの効果をより発揮するではないでしょうか。「香を聞こし召すものと」とはこのようなもてなしの心につながるものなのかもしれません。
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| 図4 香元のお手前 |
図5 香を聞く所作 家元後継安藤園枝、号綾冠様
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図6 筆者 柳下恵美子様 |
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| 図7 安藤家所蔵の香道具 |
図8 香炉を移動させるときの持ち方を伝授されているところ。
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図9 安藤家所蔵の香道の文献をひろげているところ。 |
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| 図10 安藤家所蔵の香道の文献より |
図11 安藤綾信師 |
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