アロマジュール 香りのウェブマガジン  


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■香りのテクノロジー (株)ミラプロの取組み  

今月は香りのテクノロジーということで、香りを生活に新しいかたちで活用していくためのテクノロジーについて、当香りのウェブマガジンのスポンサーである (株)ミラプロの香りの装置の取組をご紹介したいと思います。


AROMAGEUR(アロマジュール)AG1の新しい調香方式『揮発混合方式』場合(図1)

電磁弁とポンプを使ってよりコンパクトにしたものです。しかもパソコンと接続して、レシピの設定から、作動までパソコン側で行えるというもの(図2)。
特に、レシピの設定は100分の1の精度があり、細かな配合にも対応でき、香りもリアルタイムで変更できます。
もちろん映像に合わせてリアルタイムで香りを漂わせたり、変化させるすることができます。
この機種は、NTTコミュニケーションズのインターネットによる「香り通信」の装置として採用され、話題になりました。
以前CG映像による万華鏡を主につくられています馬場ふさこさんには、この装置のための映像と音と香りがひとつになった体験ソフト制作に ご協力いただきました(図3)。 今後、自分が撮った映像に音楽をつけ、それに合った香りを自由につけて楽しむ。そんな楽しみ方が現実化するのではないでしょうか(詳 細は2008.10号のトピックス「アロマジュールとアーティストのコラボレーション」をバックナンバーにて参照)。

図1
AROMAGEUR(アロマジュール)AG1
図2
パソコン上のレシピ画面
図3
自作の万華鏡映像とともに
アロマジュールAG1からの
香りを体験する馬場ふさこさん
   


AROMAGEUR(アロマジュール)AG2の場合(図4)

パソコンを使わないで、アロマのブレンドを楽しむことができます。アロマジュールAG1は、パソコンソフトによる精密調合を最大の特長としていました。
一方、「アロマジュールAG2」の最大の特長は、3種類のアロマを同時にセットすることができ、風量調節つまみで自由にアロマをブレンドすることができる点です。
3種類のアロマをそれぞれ独立させて芳香させることはもちろん、それぞれを自由にブレンドすることができるため、状況にあわせて香りの演出を行うことが可能です(図5)。
これまで、歯科医院などの待合室や診察室などで、医院の環境演出に採用されました。

図4
AROMAGEUR(アロマジュール)AG2
図5
AROMAGEUR(アロマジュール)AG2
内部構成図

AROMAGEUR(アロマジュール)AG1・AG2に関しては、HPトップの右の「香りと遊ぶ芳香器」に詳細が掲載されてありますのでご覧ください。


・金沢工業大学「感動デザイン工学研究所」の場合

同研究所は「2007年度文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業・オープンリサーチセンター整備事業」の選定を受け、昨年6月に着工。鉄骨三階建て延 べ床面積約4千6百平方メートル。総事業費16億4千6百万円で、同大学としては30番目の研究センター・施設です。
「感動デザイン工学」とは、人の心を感動させる品質構成とは何であるかを探求し、デザインとして形にする学問とのこと。従来のマーケティング戦略はブラン ド力の強化やイメージ浸透を図ることで成り立ってきましたが、今後は感動のメカニズムを科学的に検証し、それらを盛り込み人に感動をもたらす製品の研究開 発をするのだそうです(図6)。
所内には五感のメカニズムを研究する8つの設備があり、これらを使って産学連携で感動を生み出す要素を分析、研究しようというものです。例えばいすに座って映像を見ると立体感、音響、振動、香りなどが同時に感じられます。 また色や焼き具合、盛りつけ、香りを工夫して料理の味覚をアップさせる基礎データの設計(プロミラミング)などにも取り組む予定だそうです。

(株)ミラプロの香りの装置は映像などとシンクロして香りを体験できるシステムとして導入されました。
図(7)の体験者の鼻付近に設置された装置の先端から香りが漂います(図8)。電磁弁とポンプにより映像のタイミングに同期させて作動する仕組みです。香りは6種類まで可能(図9)。

図6
感動を共有する技術の提案パネル
図7
シアターのモーション椅子での体験
図8
モーション椅子用香りの発生の概略
図9
香料がセットされているところ
 

・携帯電で操作する香り発生装置の場合

これは先月のトピックスでもご紹介させていただきました、最新の装置です。NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)が、インターネットで香りを届ける 「香り通信」にて、香りと映像・音声を連動し再生するコンテンツ(以下、「香るプレイリスト」)を携帯電話へ配信する新たなサービス「香り通信モバイル」 を開発しましたが、(株)ミラプロは、この香り発生装置を開発いたしました(詳細は先月4月号のトピックスにて参照)(図10・11)。
とにかく携帯を使って香りを発生させることができることがまず画期的なことです(これをどう活用するかはともかく)。携帯の顔文字ならぬ「香り文字」的な コミュニケーションツールとして期待が持たれています。

図10
携帯電話で操作する香り発生装置
図11
携帯電話で操作する香り発生装置


現時点では、すぐれた技術がまだ十分活かされていないところもありますが、何か新しいソフトとのコラボレーションによっては、大きな可能性がありそうです し、将来的にも必ずこれらの香り装置の技術が役に立つと思われます。スタッフの皆さんの健闘をお祈りいたします(図12・13・14)。

図12
株式会社ミラプロ 調香器製造部スタッフ
庄下直孝氏
図13
株式会社ミラプロ 調香器製造部スタッフ
長田清彦氏
図14
株式会社ミラプロ 調香器製造部スタッフ
安藤孝司氏



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